公開画像は女子中学生だった 不正引き出し事件で出頭、警視庁は「20代と思った」

警視庁滝野川署は12日、他人のカードを使い現金を引き出した窃盗事件の容疑者として防犯カメラの画像を公開した人物が、東京都内に住む中学2年の女子生徒(14)だったと発表した。
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Tokyo Japan - May 8, 2015: Police officer guards Metropolitan Police Department in Tokyo Japan.
TkKurikawa via Getty Images

警視庁滝野川署は4月12日、だまし取られた他人のキャッシュカードを使って現金を引き出した窃盗事件の容疑者として防犯カメラの画像を公開したところ、東京都内の中学2年の女子生徒(14)が出頭したと発表した。時事ドットコムなどが報じた。警視庁はサイトなどに掲載していた画像を削除した。

同署は画像について、「茶色のロングヘア」などの説明とともに「20歳代くらい」と紹介。北区のコンビニの現金自動預払機(ATM)で2月17日、特殊詐欺事件でだまし取られたキャッシュカードを使い現金84万円を引き出した疑いがあるとして、情報提供を求めていた。

同署によると、画像を見た友人が女子生徒に連絡。女子生徒は母親に「悪いことをしてお金を稼いだことがある」と話し、一緒に都内の警察署に出頭した。事件当時は13歳で刑事責任は問えず、同庁は慎重に捜査を進めている。

 

公開画像は女子中学生=「窃盗容疑者」とHPに-警視庁:時事ドットコムより 2017/04/13 00:31)

毎日新聞によると、滝野川署は画像を公開したことについて「20代と考えていた」と説明しているという。未成年者による事件について、少年法は本人と推定できる記事や写真の掲載を禁じている。