トランスジェンダーの息子の初めての髭剃りを見守る父親...  米カミソリ会社ジレットの新広告が感動的

ブラウン氏は「この広告が僕のトランスジェンダーの仲間たちを勇気付け、僕らはこの世界でたくさんの愛とサポートを得る権利がる、ということを知ってもらいたい」と話している。
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米カミソリ会社ジレットの広告動画のワンシーン
Facebook / Gillette

「怖がらないで」 
父親がトランスジェンダーの息子に語りかける。

「自信を持つんだ」

米カミソリ会社ジレットの新しい広告動画のワンシーンだ。

サムソン・ボンキアバントゥ・ブラウン氏の「初めての髭剃り」を描いたこの広告は、Facebookで5月23日に初めて公開されて以来、すでに130万回以上再生されている。カナダのトロントを拠点に活躍するアーティスト・活動家であるブラウン氏は、父親に見守られながら、顔にはシェービングクリーム、手にはカミソリを持っている。

「その調子」「上手だぞ」父親は声をかける。

ブラウン氏が動画の中で話すように、彼の初めての髭剃りは、彼の性別を移行する旅の中で重要な意味を持つ。

「小さい頃から、僕はどんな男になりたいか考えてきました...そして今も同じことを考えています」ブラウン氏は広告動画で話した。「僕はいつも『周りと違う』と分かっていました。僕のようなタイプの人間を表す言葉があることも知りませんでした」

 ジレットの広告が話題になり、ブラウン氏はこの広告に父親が出演する事の重要性を、Facebookにコメント投稿した。

「父は、僕の性別が変化していく中で、1番のサポーターでいてくれました。いつも自信を持って、ベストな自分で居られるよう、自分に正直に生きることを応援してくれました」と5月25日に投稿した。

ブラウン氏は、彼のストーリーが他のトランスジェンダーやノンバイナリー(男女に分類されない性別認識)のコミュニティーの励みになることを願っている。

「僕は、このように家族に支援され、この世界に存在できていることに感謝しています。多くの僕のトランスジェンダーの仲間たちは、このように恵まれていません」とブラウン氏は話した。「この広告が僕のトランスジェンダーの仲間たちを勇気付け、僕らはこの世界でたくさんの愛とサポートを得る権利がる、ということを知ってもらいたい」と話した。

ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。