レインボーフラッグの発案者が死去 「虹は全ての色が含まれている」と語っていたギルバート・ベーカーさん

LGBT(性的少数者)を象徴するレインボーフラッグをデザインしたギルバート・ベーカーさんが、アメリカ・ニューヨークの自宅で死去した。
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Spencer Platt via Getty Images
NEW YORK, NY - JANUARY 07: Rainbow Flag Creator Gilbert Baker poses at the Museum of Modern Art (MoMA) on January 7, 2016 in New York City. MoMa announced in June 2015 its acquisition of the iconic Rainbow Flag into the design collection. Baker, an openly gay artist and civil rights activist, designed the Rainbow Flag in 1978. The flag has since become a prominent symbol to the gay community around the world. (Photo by Spencer Platt/Getty Images)

LGBT(性的少数者)を象徴するレインボーフラッグをデザインしたギルバート・ベーカーさんが3月30日、アメリカ・ニューヨークの自宅で死去した。65歳だった。死因は明らかになっていない。31日、LGBT向け週刊誌「ベイエリア・レポーター」などが報じた。

ハフィントンポストUS版によると、カンザス州生まれのベーカーさんは、1978年にレインボーフラッグを発案した。アメリカ史上初めてゲイであることを公言して市会議員に当選したハーベイ・ミルクさんから、LGBTコミュニティのシンボルとなる旗を作るように依頼を受けた。それで考案したのが、8色のレインボーフラッグだった。翌年から印刷の手間がかかることから6色に変更されたが、今も世界中で使われている。

ベーカーさんは2012年に、なぜ虹色にしたのかについて、CBSのインタビューに以下のように語っていた。

「虹は、多様性を受け入れるということを瞬時に理解させてくれるんだ。虹は美しく、すべての色が含まれている。私達のセクシュアリティは、すべての色だ。私たちはすべてのジェンダーであり、人種であり、世代なんだ」

■関連スライドショー(東京レインボープライド2016)

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