オーストラリアのメルボルンにあるロート・スミス動物病院で、10歳の金魚の頭部にあった、腫瘍摘出手術が成功した。金魚はさらに20年生きることが期待できるという。イギリス・BBCなどが9月15日、報じた。
金魚の名前は、ジョージ。頭部にある腫瘍が原因で、うまく泳ぐことも餌を食べることも難しかった。手術を担当したのはトリスタン・リッチ医師。ジョージの所有者のリン・オートンさんに、手術を試すかジョージを眠りにつかせるかを尋ねたところ、できることは全てやってあげたいとの返答があったため手術に踏み切ったという。
テレグラフ紙によると、体重80グラムの金魚に手術を行うのは相当手間がかかったという。腫瘍はとても大きく、頭蓋骨から削り取らなければならなかった。手術中は、ジョージが住んでいた池の水を、ジョージの口に供給し続ける必要もあった。
45分かかった手術は、見事成功。ジョージは水槽で数日間過ごしたあと、今は元の池で元気に泳いでいるという。手術にかかった費用は200ドル(約2万円)だった。
オートンさんは池のそばに座り、金魚たちを眺めることでリラックスできると話す。
「彼らは単なる“モノ”ではないのです。一匹一匹に、ちゃんと個性だってあるのです」。
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