ジョージ・クルーニーさんの「私はシャルリー」 イランで報じた新聞が発禁(画像)

アメリカの人気俳優ジョージ・クルーニーさんの報道をしたイランの日刊紙が、司法当局によって発行禁止処分を受けた。
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A picture taken in Tehran shows copies of the headline of Iranian reformist newspaper Mardom-e Emrouz (People of Today) on January 17, 2015 as well as it's January 13 front page edition with a picture of Hollywood star George Clooney with the headline of his quote 'I am Charlie.' Iran has banned the Mardom-e Emrouz reformist newspaper for publishing the quote from Clooney who told the audience 'Je suis Charlie' (I am Charlie) at the Golden Globe Awards on January 12 as he received an award for his film career. AFP PHOTO / BEHROUZ MEHRI (Photo credit should read BEHROUZ MEHRI/AFP/Getty Images)
BEHROUZ MEHRI via Getty Images

アメリカの人気俳優ジョージ・クルーニーさんの報道をしたイランの日刊紙が、司法当局によって発行禁止処分を受けた。BBCによると、この新聞はクルーニーさんが「私はシャルリー」と発言し、イスラム過激派の襲撃を受けた週刊紙「シャルリー・エブド」への連帯を表明したことを報じていたという。

発行禁止となった新聞は、ペルシャ語で「今日の人々」を意味する「マルドメ・エムルーズ」。同紙は1月13日付紙面の1面トップで、11日にゴールデングローブ賞の授賞式に出席したクルーニーさんの写真を大きく掲載。「クルーニー『私はシャルリー』」という見出しで、「我々はおびえて歩いたりしない」とパリの大行進に触れたスピーチの内容を報じていた。

マルドメ・エムルーズ紙の編集幹部、アフマド・サッターリ氏は国営イラン通信に対して「文化とメディアを担当する法廷が、見出しと写真を侮辱的として発禁措置を科した」と語った

朝日新聞デジタルによると、イラン政府は襲撃事件を批判する一方で、預言者ムハンマドの風刺画を掲載した最新号を「世界中のイスラム教徒の感情を逆なでする」「表現の自由の誤用は看過しがたい」と非難。マルドメ・エムルーズ紙の紙面についても、保守派の国会議員やメディアから批判が相次いでいたという。

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