ふたご座流星群、12月15日夜にピーク。流れ星を見るコツは?

2018年は条件が良く、最多で1時間に40個の流れ星が見られるかも。
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三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が、今夜ピークを迎えます。2018年は条件が良く、最多で1時間に40個の流れ星が見られるかも。天気や時間、方角を詳しくまとめました。

流れ星を見られるチャンスは?

「ふたご座流星群」は、1月の「しぶんぎ座流星群」と8月の「ペルセウス座流星群」と並んで、「三大流星群」と呼ばれ、毎年、ほぼ安定して多くの流れ星が出現します。その「ふたご座流星群」がピークを迎えるのは、今夜21時頃。20時頃から流れ星が出現し始めて、夜明け前まで出現が続くので、夜空の暗い所で観察すれば、最も多いときで、1時間に40個以上の流れ星を見ることができるでしょう。東京では、月の入りが22時37分なので、夜遅くなると月の光に邪魔されることもなくなり、条件が更に良くなりそうです。

今夜の天気は? 昨日より好条件の所も

14日夜の天気は、太平洋側ほど晴れるでしょう。西日本や東日本の太平洋側では、昨日よりも風が強く吹いて、雲を吹き飛ばしてくれるので、スッキリとした星空の広がる所が多くなりそうです。東京都心は雲が増えますが、夜遅くなればなるほど、都心の雲は南へ遠ざかるでしょう。ただ、風が強くなる分、夜は体感的にかなり寒くなりそうです。21時頃の都心は、気温は5度ですが、北風が5メートル以上と予想されています。風速が1メートル強まると、体感温度は1度下がると言われていますので、体感的には0度くらいでしょう。流れ星をみつけようとして、風邪をひかないよう、できるだけ暖かくして空を見上げて下さい。

流れ星を見るコツは?

流れ星を見るコツは、大きく3つ。

1つめは、街灯など明かりが少ない場所を選ぶこと。星の光は、街灯よりも弱いので、明るい所では見つけにくくなります。なるべく暗い所を探してみて下さい。

2つめは、空が広く見える場所を選ぶこと。「ふたご座」そのものは21時頃には東の空で見られ、「ふたご座流星群」の放射点もその近くですが、流れ星は放射点のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空全体を広く見渡せるような場所を選ぶと、よりたくさんの流れ星に出会えそうです。

3つめは、最低でも15分くらいは、空を見上げること。明るい所から外にでたばかりでは、目が夜の暗さに慣れていません。しばらく外で目を慣れさせることによって、流れ星を見つけやすくなります。すぐに「見えない!」と言ってあきらめるのではなく、15分くらいは外にいるのがおススメです。

さらに、上を向いた無理な姿勢で、空をずっと眺めていると、首が痛くなることもあります。できれば、レジャーシートを敷いたり、寝袋を用意したりして、横になった姿勢で眺めると、長く星空を楽しめそうです。

「ふたご座流星群」については、tenki.jpサプリでも詳しく解説しています。参考にして、星に願いを託してみては、いかがでしょうか。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

望月 圭子

福島県会津生まれ。

中央大学卒業後、テレビ山梨のアナウンサーに。

ニュースや中継、県政番組、音楽番組、グルメコーナーなど、幅広く経験しました。

フリーに転身後、大好きな気象を学び、気象予報士の資格を取得。

『OAに強い気象予報士』として

テレビ山梨「ニュースの星」気象キャスターや

NHKラジオ「ジャーナル」気象キャスター、

NHK甲府「気象歳時記」キャスターを務め、

フジテレビ「めざましテレビ」で気象の解説をしたり、

文化放送やニッポン放送、JFNなどでも、天気を伝えてきました。

現在は、テレビやラジオの天気原稿を書いたり、

新聞の天気概況も担当しています。

「どう伝えるか」ではなく

「あなたに、どう伝わるか」を大切にしながら

日々の天気を伝えている私が、

『あなたのお抱え気象予報士』になれれば、幸いです。