同性カップルの子作りは2年以内に可能になる その方法とは

ケンブリッジ大学の研究者によると、2人の大人の皮膚細胞をもとに作成した幹細胞を、卵子や精子にすることが可能なのだという。
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同性カップルの両親の子作りが可能に

2015年のケンブリッジ大学の研究によると、2人の同性同士の人の皮膚細胞を使うことで、子どもを作ることが可能であることが判明した。2年以内に、同性カップルでも双方と血のつながりのある子どもを作ることができるようになるのである。

卵子と精子は幹細胞から精製が可能

ケンブリッジ大学の研究者によると、2人の大人の皮膚細胞をもとに作成した幹細胞を、卵子や精子にすることが可能なのだという。つまり、同性カップルでも血の繋がった子どもを作ることができるということである。既に10人のドナー全員からそれぞれの生殖細胞を作ることに成功している。

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ケンブリッジ大学研究者「最重要だったプロセスをクリアした」

ケンブリッジ大学の研究チームは、この技術によって作成された幹細胞と、実際の胎児たちが持つ細胞を比較し、幹細胞と胎児が持つ細胞が全く同じ特徴を持った細胞であることを確認した。つまり、皮膚細胞から作成された幹細胞で子どもを作ろうとした場合でも、何ら障害や特異な特徴などもなく子どもが生まれるということだ。

この件に関して、プロジェクトリーダーのアジム・スラニはこう語る。「我々は、ヒトが生まれてくる中で非常に初期の段階にある細胞を作るという、ヒトが生まれるプロセスの中で最も重要であるステップをクリアすることに成功した。さらに、この生殖細胞では、 年齢を重ねる中で細胞が突然変異しDNAなどで何か変なことが起きてしまうということが起こりえないということも我々は発見した。」

画像出典: Pink News 

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