ガーナの子どもたちが高知のよさこい踊りをノリノリで踊っている動画がTwitterで話題を呼んでいる。鳴子を両手に持ち、原色の法被姿。ステップはどこかアフリカっぽさが漂う。
動画を紹介したのは、ダンサーの中込孝規さん、30歳。国際交流基金の助成を受けて11月から約1カ月間、アフリカのガーナ、ルワンダ、ザンビアの3カ国を巡り、学校などでパフォーマンスを披露したり、スカイプで日本と現地の子どもたちが交流したりするワークショップをする活動に取り組んでいる。
ハフポスト日本版の取材に、中込さんはこう語る。「子どもたち同士で教え合うこともするので、違う文化を教え合って、一緒に何かを作るのが面白い。一緒にダンスを踊って同じ部分を知ったり、違いを知ったりできます。ダンスで、国を超えて人がつながれると思っています」
中込さんは、11月9日の日本文化デーに開かれたイベントに参加し、11月10日の「第17回ガーナよさこい日本祭り」にもゲストダンサーとして招かれた。そこで、現地の高校生たちのよさこいのを目の当たりにした。このフェスティバルに2年前も参加した中込さんは、ガーナのよさこい踊りが、さらに進化していることに驚いたという。
「ガーナのよさこいフェスティバルはすごいんです。高知出身の日本大使と高知に留学経験のあるガーナ人、日本人会が始めたそうなんですが、17回も続いている。その間、よさこい踊りがガーナ流にアレンジされ、Twitterで紹介したらすごいね、日本に呼びたい!と盛り上がりました。続けることの価値を知りました」
驚きを込めてTwitterで共有した動画は瞬く間に拡散し、再生回数は270万回を超えた。高知県出身の漫画家・西原理恵子さんが「高知で踊ってほしいちや」とリツイートするなど、多くの反応が寄せられた。