入園料は現在、大人と中高生が1500円、子供(3~11歳)が900円。これが無料になるというのだ。「経営陣の判断がすごい」と、ネット上では絶賛する声が相次いだ。
■意外な事実が明らかに...
しかし、富士急行・宣伝部の担当者に取材すると意外な事実が明らかになった。
「入園料は無料ですが、絶叫マシンなどの人気アトラクションは2倍から2.5倍の料金を設定することを検討しています」
実は富士急ハイランドのアトラクションは全て、入場料とは別の料金がかかる。
公式サイトによると、目玉アトラクションである絶叫マシン「ド・ドドンパ」「高飛車」「FUJIYAMA」「ええじゃないか」の料金は1000円。これが2000円〜2500円になる可能性がある。また、子供向けの「きかんしゃトーマス」のアトラクションも値上げを検討しているという。多くのアトラクションを楽しむほど、実質的な値上げになる。
アトラクションに自由に乗れるフリーパスチケットについては、これまで通りの料金設定になる見込みだ。
宣伝部の担当者は、無料化の狙いを以下のように話している。
「今後は入場料を払わずに、レストランやグッズショップに入れるようになります。富士山観光の一環として気軽に立ち寄ってもらえるようになれば」
入場料無料になるからといって、富士急ハイランドのアトラクションを、無料で楽しめるようになるわけではない。早とちりは禁物だ。