3歳のカメラマンがとらえるナイジェリア(動画と画像)

ナイジェリアのラゴスで今年6月、「フジ」という写真家の展覧会が行われ、話題となった。

ナイジェリアのラゴスで今年6月、「フジ」という写真家の展覧会が行われ、話題となった。

好奇心に満ちた視点と、ナイジェリアの町にあふれる色彩や動きを捉える才能のほか、作品がかなり低い位置から撮影されていることでも注目を集めた。しかし、「低い位置からの目線」になってしまうのは当然とも言える。フジ(本名はオナフジリ・ルメ)はまだ3歳なのだ。

大抵の子どもが自分の名前を書けるようになる頃、フジ君はすでにソニー製一眼レフカメラの使い方を習得していた。フジ君の写真には、自身の身長を生かし、非常に低い視点から捉えた町の露天商人や家族などが写っている。

フジ君の父親と2人の姉も芸術家だ。「Visual News」によると、この若手写真家による作品は現在、3000点にも及ぶという。

父親のパイウス・ルメ氏はCNNの取材に対し、「自らの才能を生かし、人類に大きな影響を与えることのできる素晴らしい写真家になって欲しい」と語っている。

[Priscilla Frank (English) 日本語版:兵藤説子/ガリレオ]