富士フイルムは6月10日、カメラ用の白黒フィルムの販売を約1年振りに再開することを発表した。
同社は2018年4月、「需要の継続的な減少により安定的な供給が困難となりました」として、白黒フィルムや白黒写真用の印画紙を販売を終了すると発表していた。
しかし、「フィルム愛好家をはじめフィルム独特の風合いによる写真を好むSNS世代の若年層の方を中心に、当社の黒白フィルムの販売継続を望む声が多く寄せられた」として販売再開に向けた検討を進めた結果、新たな白黒フィルム「ネオパン100 ACROSII」の開発に成功したという。発売時期は2019年秋の予定。
35mmとブローニーの2サイズを用意する。独自技術を採用することで、感度ISO100の白黒フィルムとして世界最高水準の粒状性を実現したという。