雪まみれのフローズン猫、獣医さんに“解凍”されてふあっふあに。低体温症から奇跡の生還

元気になった猫さんのきりりとした表情がとてもかわいい
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お散歩中に大寒波に見舞われてしまった猫
カリスペル動物病院Facebookより

大寒波に見舞われているアメリカ・モンタナ州北西部のカリスペルで、凍った猫が"解凍"され、生き返る奇跡が起きた

氷と雪にまみれた猫の名前はフラッフィー。3歳のメスだ。飼い主の女性は1月31日、お散歩に出ていたとみられる愛猫が家の近くで雪に埋もれているのを見つけ、動物病院に走った。獣医から「状況を見せて」と言われてすぐに写真を送り、病院へ駆け込んだ。

フラッフィーは自慢の毛皮が凍って雪だるまのように氷の塊がまとわりつき、冷たくなって全く反応しなかった。

この日の気温は、マイナス12度。

けがをして家に戻れなかった?

運び込まれた病院の事務局長のアンドレラ・ダター氏は「彼女は、何らかの傷の痛みに耐えており、それが家にたどり着けなかった原因ではないか」と話している。

運ばれた当初、フラッフィーは肉球が診察台に張り付くほどに凍った状態だった。

病院のスタッフたちは、すぐに温水やタオル、そしてドライヤーでフラッフィーにまとわりついた氷や雪を溶かし始めた。そして1時間ほど経ったころ、奇跡が起きた。

フラッフィーがうめき声を上げ始めたのだ。無反応だったフラッフィーを温め続ける絶望的な状況から「彼女は抜け出すことができたという希望を与えてくれました」とダター氏は振り返る。

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氷が解け、意識が戻り始めたフラッフィー
カリスペル動物病院Facebookより

だが、まだフラッフィーの体温は依然として低いままだった。猫の平熱は38度ほど。フラッフィーは人間でも低体温症で死の危険があると思われる32度ほどまで下がっていたのだ

フラッフィーは集中治療室に運ばれ、体温を取り戻すための治療を受けた。すると、数時間して回復の兆しが見え始めた。

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もふもふし始めたフラッフィー。右足にけがが残っているようだが、きりっとした表情で前を見据えている。
カリスペル動物病院Facebookより

すっかり解凍されて、もふもふっぷりを取り戻したフラッフィー。無事家族のもとに帰り、当分は暖かい家の中で過ごすことになるという。

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元気になったよ
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