世界的にヒットしたアニメ映画「アナと雪の女王」(2013年)の続編が2019年11月、アメリカで公開される。
それに先立ち、制作元のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは2月13日、YouTubeで予告編の動画を公開した。
予告動画は、闇夜に波打つ海から始まる。険しい表情のエルサが海面を凍らせながら沖に走っていく謎めいたシーンだ。
その後もエルサの妹アナや山男クリストフ、トナカイのスベン、雪だるまのオラフといった1作目のキャラクターたちも登場するが、いずれも表情は固く、全体的にシリアスな印象を漂わせている。
そんな中、ソーシャルメディアでは1人の新しいキャラクターに注目が集まっている。
褐色の肌と赤毛の若い女性で、森の中に立つ姿が一瞬映されるだけだが、Twitterでは「エルサの彼女では?」などと期待する声が一部ユーザーから上がった。
1作目でエルサと男性とのロマンスが描かれなかったことや、主題歌「Let It Go(ありのまま)」が、同性愛を肯定するメッセージを発信していると受け止める人がいたからだ。
アメリカのある女性は2016年、Twitterで「#GiveElsaGirlfriend(エルサに彼女を)」というハッシュタグを作り、「ハッシュタグが盛り上がることで、レズビアンの女の子を女王に設定することをディズニーが考えてくれれば」と訴えた。この投稿は拡散し、賛同者が相次いだ。
こうした動きについて、ジェニファー・リー共同監督は2018年、ハフポストの取材に対し、ファンからの様々な意見について「誠実に議論をしている」と答えている。
ただ、エルサをレズビアンと設定するかについては触れなかった。
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