栄養学の研究者が、世界中のフライドポテト好きを悲しませている。
ジャガイモを油で揚げ、塩をふりかけたフライドポテトを「健康にいい食べ物だ」という人はあまりいないだろう。研究もそれを裏付ける。
2017年に、栄養学の学術誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリシアン」掲載された研究では、フライドポテトを週に2~3回食べた人は、揚げずに調理したジャガイモを食べた人より死亡率が高かった。
この研究に携わったヨーロッパの研究者たちは、アメリカ人が摂取するフライドポテトの量に驚いたという。
アメリカ農務省の統計によると、アメリカ人が1年間に消費するジャガイモの量は約52.5キログラム。その3分の2が、フライドポテトやポテトチップス、その他冷凍ポテトなどの加工食品だ。
農務省は、一人分のフライドポテトは、約12~15本(約140キロカロリー)と推奨するが、ハーバード大学公衆衛生大学院のエリック・リム教授は、さらに少量であるべきだと考えている。
リム教授は、ニューヨークタイムズ紙でフライドポテトを「デンプン爆弾」と表現。「フライドポテトを注文して、4分の3残す人はほとんどいないと思います。しかし食事の付け合わせとしておすすめなのは、サラダとフライドポテト6本です」と語った。
この記事が掲載されると、SNSで悲しみの声が溢れた。
「1度に食べていいフライドポテトは6本と書かれていた。こんなにひどく非難されたように感じたのは初めてだ」
「ポテト6本なんて、一口で食べる数だ」
「どうか私の人生を台無しにしないで」
「6本でやめられるわけがない」
「フライドポテトの丘の上で死にたいくらい、ポテト好きなのに」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。