Queenの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞には、フレディ・マーキュリーの「カミングアウト」の意味が隠されている?
アルバム「バルセロナ」でフレディと共作した作詞家のティム・ライスさんはイギリスのDaily Mailのインタビューで、40年前の1975年10月にリリースされたこの曲は、フレディの性的指向を暗に示していると述べた。
「『ママ、人を殺してしまったよ』という部分は、昔のイメージのフレディを自分自身で殺したという意味だ。
『頭に銃を当てて、引き金を引いたら死んでしまった』。異性愛者としての自分は死んだ。フレディは、演じていた古い自分のイメージを壊し、これこそが自分なのだ、と、新しいフレディとして生きようとしたんだ。
『一人の男の小さな影が見える』という部分は、過去のフレディと、今の自分自身に亡霊のようにとりつかれているという意味なんだ」
ライスさんは「この曲を聴くたびに、私はフレディが古い自分を捨てて、新しい自分を迎え入れようとしているように聞こえる。それは生涯を通じてのことだった。彼はそれを成し遂げたと思うかい? 私は、フレディはずっとその作業を続けていたと思う」と回想した。
「私は気づかなかったけど、『ボヘミアン・ラプソディ』はフレディのカミングアウトの歌でした。自らの性的指向を明かすことができず、自分で受け入れることもできなかった頃に書かれたのです。この歌は、自らがゲイであると密かに宣言した歌でした。自らがリードしていたライフスタイルのために、正々堂々とカミングアウトすることができなかったのです」
1991年に亡くなるまで、フレディは自らがバイセクシュアルであると、公式に明らかにしたことは一度もなかった。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー