■フランス版「フランスにおける離別」(4月23日)
英国より一足早く、フランスでも同性婚を認める法律が成立した。
「結婚と養子現組の権利を同性愛者にも開放する」と、オランド大統領は公約に掲げていた。そのとき、誰も大きく反対しなかった。同性愛者の結婚とフランス社会は相思相愛でなくてはならない。なぜなら同性愛カップルの権利と、異性カップルの権利は同等だからだ。
しかし、疑問がわき上がった。反感が噴き出し、フランス社会との蜜月は崩れた。インターネットで、街頭で、メディアで、激しい反対運動が盛り上がった。やがて巨大な抵抗運動、そして対立へと変わっていった。
(ポール・アッカーマン編集長)
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