「ぺこりんやリンクを食べさせなきゃという気持ちに変わったんです」りゅうちぇるさんが人気占い師しいたけさんに語る本音

「会いたい人には思わず自分のしたい話をしちゃうんですよね」と言いながら、饒舌なトークが繰り広げられた。

いよいよパパになり、今月よりアメブロを開設したりゅうちぇるさんと、当たりすぎると評判の占い師・しいたけさんの対談インタビュー企画。生まれてくる待望の長男"リンク君"はどんな子?りゅうちぇるさんはパパになってどう変わる?りゅうちぇるさんの今後を、しいたけさんにズバッと占ってもらった。

対談インタビューを行ったのは6月下旬。互いに、「会いたかった」と話すりゅうちぇるさんとしいたけさん。「会いたい人には思わず自分のしたい話をしちゃうんですよね」と言いながら、饒舌なトークが繰り広げられた。

■いきなりズバッ!座り位置で性格を指摘

―今日はよろしくお願いします。(全員ソファに着席)

しいたけ:あれ?りゅうちぇるさん人見知りですか?

りゅうちぇる:心は人見知りのままなんですけど、意外にしゃべれたりします。

しいたけ:いや、この距離感がですね。僕の人見知りアンテナがですね。(りゅうちぇる、しいたけとの間に2人座れるほどの距離を置いて着席)。ちょっといきなりこんなこと言ってやらしいのですけど、りゅうちぇるさんって天秤座じゃないですか。もう今日そこにザ・天秤座の要素があって、天秤座は逃げ道や抜け道を用意するんですよ。いい意味で。空気の停滞をすごく嫌う方。位置でいうと、仕事の現場ではやっぱりこの距離なんですよ。終わったあと、『お疲れさまでした』とぱっと帰れる距離。深くソファに腰掛けたり、近い距離だと、終わった後に共演者と談笑があるかもしれないじゃないですか。その感じが天秤座は苦手なんですね。天秤座って「お疲れさまでした」と言った後にスイッチをいったん切りたいから「帰りの駅まで一緒」とか、そこまで仲良くない人だと苦手だったりもします。

りゅうちぇる:(もじもじ)アハハ!

―りゅうちぇるさんは、しいたけさんの占いはこれまでも見ていましたか?

りゅうちぇる:占いは、高校生の時にちぇるちぇるらんどの占い師さんに1回みてもらっただけ。3月に上京するんだけどと言ったら「あなた上京できなくて泣くよ」と言われて、超~悔しくなって。占いの通りにさせてたまるか!と思って頑張って上京したんです。自分にとっていい意味のものはすぐとらえちゃうけど、マイナスの落ち込むことを言われても反逆精神で受け止めない。だから、あんま占いは見ないんです。でも、しいたけさんは、僕の友達が「マジで当たるから」って言ってて。でも12星座じゃん、同じ星座の人いっぱいいるし絶対ウソだし!と思って。けど、とりま(とりあえず、まあ)読む?って読んだら、ほんっとに当たってて!ぺこりんと一緒に見ているんですけど、ぺこりん大興奮で「やばない!?」って言ってます。なにより、僕の天秤座をひいきしているよねっていうぐらい、占いの内容が優しいんですよ。でも、僕の水瓶座の友達は、(天秤座だけじゃなくて)自分のことも好きだと思うんだよねって言ってました(笑)。

しいたけ:僕は、りゅうちぇるさんには本当にお会いしたかったんです。テレビで拝見していて、僕は、頭がいい人の定義はりゅうちぇるさんだと思っていて。「頭が良い人の定義」って、みんなが「この人は何を言い出すんだろう」って自然に注目しちゃう人だと思います。テレビでも日常でも会話にはある程度"型"があるのに、りゅうちぇるさんは何を言うか予測ができない。それが、ぶっ飛んでいるというのではなく、あぁそういえばそうだよね、ということを言う。少年のように「それつまんない」という発言や、老人のように「ちょっと待って。それは違うんじゃない?」とか、一転して落ち着いたことも言うんですよね。

りゅうちぇる:僕も今日は本当に楽しみにしていて、しいたけさんの2018年下半期を占う新刊(『VOGUE GIRL しいたけ占い 2018 12星座と愛のさじ加減』6月13日発売)まだ読んでいないんです。よろしくお願いします!

ーしいたけさんは、オーラリーディングという技法を使って、その人の身体や物体を読み取る占いをされています。その結果はまずオーラカラーで伝わってくるそうですが、りゅうちぇるさんのオーラは何色なのでしょう?

しいたけ:僕は、オーラは"その人の身体から出る雰囲気"という言い方をしているんですが、習ってできるようになったんです。先天的なものじゃなくて、これは技術なんです。りゅうちぇるさんはカラーが2層に分かれています。まず1つは、鋭い水色。シルバーに近いピカッと光った色があって、特殊な色です。勘で生きている人で、過激な部分が多いです。似合うから着けてと言われても自分のセンスに合わないものは絶対に着けたくない、というようなこだわりがあります。犬で言うと、愛玩犬というよりかは狼とかに近い野生の勘を持っています。ほら、狼って洋服を着せたりできないじゃないですか。自分の肌感覚で感じることをすごく大事にする。野生の勘で生きている。

もう1つはオレンジ色。穏やかで、エンターテイメントを大切にする人です。嘘はつきたくないけど、人に「そうだよね」とか合わせるのは、その人を喜ばせたいから。りゅうちぇるさんは、過激なパフォーマーの部分と、一歩引いて見ることができるプロデューサーとしての視点を持つ、見事にバランスがとれた"1人つんくさん"みたいな方です。

■りゅうちぇるは「天狗」。引きこもりに注意!

りゅうちぇる:へ~!僕、お仕事について聞きたいことがあって。リンクができて、妊娠したことでぺこりんも変わって、お料理もしてくれて超偉いんですけど、僕は僕で、お仕事に対する考え方が変わったんです。今までは、まずは楽しめることを頑張ろうとしてきたけど、楽しめなさそうでも頑張って楽しむ!という風になったり。とにかく挑戦しよう、というように変わってきて。ぺこりんやリンクを食べさせなきゃという気持ちに変わったんです。

しいたけ:ふんふん。ちょっと話はそれますが、僕は占いで意識して取り組んでいることは、「この夏、恋をゲットしよう!」とかいうものではなく、"生きづらさ"の方なんです。人の個性は、生きづらさだと思うから。りゅうちぇるさんは、下手すれば生きづらい人。それなのに軽やかさがあるのが、不思議だなと思っていました。

りゅうちぇる:学生時代や10代の自分が今の自分を作っているんですけど、ちっちゃいときから、嫌というほど、「普通にしていたらいいのに」「こういう風にすればかっこいいのに」とか言われてきたんです。中学のときに自分を偽って、色をまとわず自分の個性を隠していた時代があったんですけど、超つまらなくて。偽りの自分でいることで、偽りの仲間ができて、周りも変わっていって。自分が腐っちゃう!という感覚があって、高校生になって個性を爆発させたんです。若干、町で噂のやばい奴だったけど(笑)めちゃくちゃ楽しくって。SNSで自分を表現し続けていたら、原宿の古着屋から「上京してバイトしなよ」とスカウトされて。自分を隠さず、女性受けを気にせず自分の好きなかっこうをしていたことでぺこりんにも出会えた。自分を表現したことで人生が開いていく感覚がすごくあって。新たに誕生する子供にも、いつも応援してくれている皆さんにも、学校とかでツラいときもあると思うので、どんどん自分の経験を発信していけたらなと思っている感じです。

しいたけ:う~ん、すげー。感動しました。

りゅうちぇる:でもたまには落ち込みますよ。「パパなんだからもっと普通の格好しなよ」とか言われて、コーンスープぐらいしか飲めないぐらいに落ち込みまくったり。でも落ちきったら、あとはプラスになるから。そういう感じかな。アハハハ!

しいたけ:仕事でいえば、今のままで、自分がこうしようと思うやり方で大丈夫です。自分で切り開いてきた方。やってみようと思い、実行してきた方ですから。子育ても、子供ができましたといっても各ご家庭によって状況が違う。自分たちの子育てをしていけばいい。自分がパパになってからの体験や、瞬間を大事にして、あ、そういえば子供ができて、僕の仕事のやり方かわったな、とか後から気付くぐらいでちょうどいいと思います。

りゅうちぇる:ふんふん、そっか~!

しいたけ:りゅうちぇるさんは、僕が占いをやってきた中で、人をいくつかのタイプ別に分けると、けっこう珍しい「天狗」系の人なんですね。天狗というタイプがどういう人たちなのかというと、ずっと少年な人。ずっとずっと好きなことを追いかけて、軽やかで、マイペースです。りゅうちぇるさんも、好きなことを徹底的に追求していて、仕事では厳しい目で「もう少しこうしたら面白いのでは」と追求する。一方で、極端に腰が重い人です。面倒くさいな、やりたくないなとなるタイプです。要は、好き嫌いが激しいんです(笑)。ひとつだけ、30歳が一つの転機になると思います。そこだけ注意。30歳になったとたんに「腰の重さ」の方が強くなる傾向があります。裏方に回り、やっていることの意味を追究したくなり、引きこもろうとする可能性がある。センスの人は、意味の追究はほどほどに。自由にやられたほうがいいと思います。

■リンク君は、りゅうちぇるに似ている子

りゅうちぇる:子育てについても聞きたくて。女の子だと思っていたんですよ。僕、女の子しか育てられない。キャッチボールとか投げられてもできない...と思っていたけど、今は、妊娠期間もあったし、すごく男の子を迎える準備できてきて。生まれてきてから、どういうようにリンクと接していくかっていう感じはありますね。芸術的センスはやっぱり、「これは美しい、これは美しくない」と見極める能力は男の子でもあってほしいし、男の子だからこそ繊細に見極められる子がいいから、バレエをさせようと考えているぐらいかな。

しいたけ:僕の感覚ですけど、リンク君は、ちょっとりゅうちぇるさんに似ている子になると思います。2人で「ちょっといい加減にして」ってぺこさんに言われるのが楽しい家族というか。子育てでいうと、パパは家族会議で「お父さんどう思う?」と聞かれたときに、大物ゲストのように一歩引いて「僕は反対だな」とか言うことがありますよね。りゅうちぇるさんは、そうではなくて初めに「こう思うんだよね」とか話しちゃうところが良い部分なのです。重さと軽さを自分で勝手にやっている人だから、おもしろい家庭にしかならない。これまでにも自分で切り開いてきた経験があるし、むしろりゅうちぇるさんがどうやったかをぜひ発信してほしい。そのパパ像は、今からパパになる人たちに対してもとても参考になるから。これからの子育てをどうしていくか、ぜひ知りたいですね。世の中の人も知りたいと思いますよ。僕のような変にうさんくさい人から言われることを気にするのではなく、自信をもって大丈夫です。りゅうちぇるさんのやったことをそのまま見てみたいし、報告していただきたいと思いますね。

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