フォーエバー21が日本撤退。10月末の閉店まで最終セール実施へ

経営悪化を受けて、アメリカ本社が「破産法の適用申請を準備」と報じられていた。
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2009年に開店した当時の「フォーエバー21」原宿店(2017年に閉店)
時事通信社

アメリカのファストファッション大手「フォーエバー21」が、10月31日をもって日本国内の全店舗を閉店し、その日までにオンラインストアも閉鎖することになった。日本法人の合同会社 FOREVER21 JAPAN RETAILが9月25日、公式サイトで発表した

 

■全店とオンラインストアで最終セール

閉店する国内の全14店は以下の通り。

新宿店、渋谷店、横浜店、新三郷店、福岡天神店、大阪道頓堀店、ルクア イーレ店、イオンモール沖縄ライカム店、 コクーンシティ店、札幌大通店、仙台FORUS店、イオンモール広島府中店、三宮オーパ店、イオンモールKYOTO店

今後は10月31日まで、全店とオンラインストアで最終セールを実施する。発表は「これまでForever21をご愛顧いただき、誠にありがとうございました」と結んでいる。

 

■アメリカ本社が「破産法の適用申請を準備」と報じられていた。

Forbesによると、フォーエバー21は韓国出身のドン・チャンさんが、妻のジン・チャンさんとともに1984年にアメリカ・ロサンゼルスに「ファッション21」という店舗を始めたのが創業の経緯だ。アメリカ・カナダを中心にアジア、ヨーロッパなど全世界に展開した。日本には2009年4月に上陸。第1号店である原宿店をオープンした。

スウェーデン発の「H&M」とともにファストファッションの代表格として世界的に人気を集めたが、近年は経営が悪化。日本でも店舗を整理し、原宿店を2017年10月に閉店していた

ブルームバーグは8月28日に「破産法の適用申請を準備している」と、アメリカ本社について報じていた。