飛行機に乗ったら、客は俺1人だけ。そんなギャグみたいな状況に、リトアニア人の男性は遭遇した。
AP通信などの海外メディアが報じている。
男性は3月16日、リトアニア・ヴィリニュスからイタリア・ベルガモへとスキー休暇に向かっていた。飛行機に搭乗すると、異様な光景を目の当たりにした。
機内にいたのは、2人のパイロットと5人の客室乗務員だけ。定員は189人なのに、自分以外の乗客はひとっこひとりいなかったのだ。
男性はAP通信の取材に対して、2時間以上の独り占めフライトは「人生に一度の経験だ」とご満悦な様子だったという。
CNNによると、ツアー会社が、団体客用にベルガモからヴィリニュスに向かうフライトを貸切で予約。帰りの便が乗客ゼロとなるのを避けるため、片道チケットとして割引で販売したが、購入したのはこの男性だけだった。
この男性のように、1人だけのフライトを楽しんだ乗客は過去にもいる。CNNによると、スコットランド人の女性は2017年、ギリシャから帰国するフライトで、飛行機を独り占めしたことをTwitterに投稿していた。