昨年からたびたびお伝えしているイーベイ創業者ピエール・オミダイア氏によるメディアカンパニー「First Look Media(ファースト・ルック・メディア)」。
同社ではすでにNSAの盗聴活動の実態に迫るメディア「The Intercept(インターセプト)」を立ち上げたり、今年中にも金融危機や政治腐敗をテーマにした2つ目のメディアをはじめる予定です。
事業の拡大にともないメンバーを増やしている中ですが、ハワイについての情報を中心としたニュースサイト「Honolulu Civil Beat」の創刊時の編集長John Temple(ジョン・テンプル)氏がこのたびファースト・ルック・メディアに参画することになりました。
かつては、ワシントンポストでも編集者を務めていたテンプル氏ですが、ファースト・ルック・メディアでは読者やプロダクトの責任者に就任します。ライターや編集者はすでに多く採用していたので、重要なポジションに配置する人材を増やしているようです。
Honolulu Civil Beatはもともとオミダイア氏が立ち上げているため、再びメディアづくりをともにするかたちになります。「市民参加型」メディアを運営してきたテンプル氏のファースト・ルック・メディアにおける仕事が楽しみです。
【参考】
(2014年6月23日「メディアの輪郭」より転載)