9月20日 水曜日 天気:快晴 肌:もっちもち
「初デートで彼女がすっぴんで来たら、どう思う?」
都内アラサー男性に聞いた質問を同じように他の国の人にも聞いてみた。
全員私の仲良い友達で日本滞在経験も長いため、決してその国を代表した答えだと思わないでほしい。
それよりもこのシンプルな質問に対して、環境や文化が違えばいろんな回答があるって知ってもらえたら、嬉しい。
👦日本でタトゥーを撮り続けるドイツ人
僕は、こういうこと気にしないから僕に聞かないほうがいいな。
化粧ってたくさん意味が込められることもあれば、全く意味を持たないことがあるよね。
だから考えるのが嫌いなんだ。
例えば、彼女がすっぴんできたとしたら、僕に対してまったく関心がないことを意味しているかもしれない。その一方で、彼女は僕たちの関係を真剣に考えているからこそ「ありのまま」の自分を見せようとしているのかもしれない。
こんなに化粧やすっぴんの意味を頭おかしく考えるよりは、どんな姿の彼女も受け止めようって思うんだ。今までの彼女はメイクしてきた子もいれば、すっぴんだった子もいる。彼女たちが好きなようにしていた。それが一番良かったんだ。
私がこの意見に思った事:一番まともな回答かもしれない。100点満点を授けたい。
👦図書館でいつも遅くまで勉強していたイケメンなイギリス人
元気?
あんまり気にしたことないな。
濃い化粧は正直苦手だから、一番最初のデートがすっぴんでもそんなに気にしないと思うよ。
すっぴんデートだって今までやったことあるし、あ、でも一回目のデートはなかったかも。
まぁでも、気にしないと思う🙂
これって何の企画なの?
私がこの意見に思った事: 濃い化粧ってどこまでが許されるんだろう?ひとそれぞれだから、考えるのが難しい。
👨六本木の夜を最高に楽しみたいなら、俺に任せて!なカメルーン人
それって、すごい難しい質問だね。なぜなら、俺たちミレニアル世代は「本物」よりも「作られた世界」により親近感を覚えるから。つまり、メイクすることを当たり前とする世界に生きていると思うんだ。
恋愛だって今までみたいにナンパしなくても、デートアプリでたくさんの女の子と会える。そうすると、画面でどの子がいいか見るから余計に見た目にこだわると思う。
そういう感覚に慣れてしまうと、初めてのデートですっぴんで来られると正直げんなりしてしまうかな。
私がこの意見に思った事: 視点が他の人と違って面白い。でも、「作られた世界」にいるからこそ、「本物」が新鮮に見えることってないのかな?
👨人の目を気にするなといつもアドバイスしてくれたモンゴル人
化粧なんて興味ない。
俺が気にするのは、舞台上のメイクだけ。
遠くからでも表情がはっきりとわかるからね。
私がこの意見に思った事:な、なるほど。
👨数学オリンピック出場経験ありのモテモテなウズベキスタン人
可愛い子だったら、いいんじゃない笑
僕はあまり気にしない。
眉毛くらいあれば、気にしないタイプ笑
別に準備せずに来たとか気にしないね。化粧関係なく気にいる子かどうかだね。
化粧なくて怖い顔してたらだめだね。
私がこの意見に思った事: すっぴんでも可愛い子って、一番ハードル高い...。こういうひとの前では、超手の込んだナチュラルメイクが良さそう。
👨福岡と奥さんを心から愛するベトナム人
面白い企画だね。
メイクで彼女のことを判断したくない。だからなんとも思わないよ。
僕が重要としてるのは、会話。会話が面白くなければ、意味がない。
私がこの意見に思った事:会話のスキルを磨く方が、メイクうまくなるより、難しそうだけど。
👨ドキュメンタリー映画を撮り続けるアメリカ人
見た目のことを気にしていないか、俺が見た目を気にするほど重要な相手ではないって思う。もし俺がジャージできたら、どう思う?絶対嫌がるでしょ?
それと同じだと思うんだ。
最終的には、彼女の選択になると思うけど、男性がディナーにジャージを履いちゃいけないなら、彼女もすっぴんできちゃいけないんじゃない?そういう場合は、選択の自由じゃなくて、マナーだと思う。
私がこの意見に思った事:「でも、ジャージは男女問わず言える事だけど、メイクは女性のみに求められる事だよね?」って聞き返したら、「そこまで考えた事ないな」って返事がきた。
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ハフポスト日本版でエディターとして働く私(27歳)は、2017年9月いっぱいを「ノーメイク」で過ごしました。仕事も、プライベートも、あえてメイクを塗らないことで見えてきた世界を、1カ月間少しずつ書き留めていきました。これから平日朝7時ごろ、順次公開していきます。
第6話:女が「女装」することの快感。
ハフポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。
女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。
みなさんの「女性のカラダ」に関する体験や思いを聞かせてください。 ハッシュタグ #ladiesbeopen も用意しました。 メールもお待ちしています。⇒ladiesbeopen@huffingtonpost.jp