平昌オリンピックは2月23日、フィギュアスケート女子フリープログラムがあり、アリーナ・ザギトワ(15歳、OAR)が239.57点(SPとの合計)で金メダルに輝いた。
この日ザギトワは、金の刺繍で彩られた美しい赤色の衣装で登場。バレエ「ドン・キホーテ」の曲にのせて、オリンピック初出場ながら世界に圧巻の演技を見せつけた。
冒頭はスピンやステップシークエンスをこなした。途中、難易度の高いルッツとループの連続3回転で、1本目の着氷でスピードが落ち2本目が跳べなかったが、終盤でリカバリーに成功。3回転ルッツに3回転ループをつけ、得点をあげた。
演技を終えると、ザギトワは会心のガッツポーツを見せた。
■「女王」メドベージェワは涙の銀メダル
ザギトワのライバル、OARのエフゲニア・メドベージェワは銀メダル。映画「アンナ・カレーニナ」のテーマに乗せて、貫禄の滑りを見せた。
メドベージェワは巧みなコンビネーションジャンプと世界トップレベルの表現力で観客を魅了した。
演技終了後、18歳の女王は感極まった様子で肩を震わせ、涙を流した。
メドベージェワのフリーの得点は156.65点とザギトワと同点だったが、ショートプログラムとの合計得点でわずか1.31点及ばず。涙の銀メダルとなった。
日本の宮原知子は4位、坂本花織は6位だった。
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