フィアット・ブラジルは、アメコミのキャラクターとコラボした子供用シートベルトのオプションカバー「HERO HUG」を作成した。バットマンなどの超人キャラクターの手の形をしたカバーを、通常のシートベルトに装着するだけの簡単な仕組みだ。
ブラジルではシートベルトをしていないという理由で、毎年たくさんの子供が亡くなっている。子供のうちからシートベルトの装着を、習慣化させようという狙いがある。
ところで、日本政府でも交通事故削減に向けた政策が考えられている。安倍政権は6月にまとめる「戦略市場創造プラン」の中で、自動車事故ゼロを目指すための成長産業を充填企業の一つと定める方針を出している。47ニュースに掲載された情報によるとは、政府が支援する自動車走行の実用化について下記のように報じている。
政府は自動車の運転をコンピューターが制御する自動走行などの実用化に向けて、企業を後押しする態勢づくりに乗り出すと報じられている。
(47ニュース「《注目銘柄を探る》政府、車の自動走行の実用化に向け支援、成長戦略に盛り込む (05/15)」 より。2013/5/15)
日本政府が支援する交通事故防止活動は、大掛かりの資金が必要であろう。また、技術の革新に関する分野は、日本にとって戦略的に取り組まなくてはならないものであると考えられる。
しかし、交通事故という点で投資効果を見た時に、冒頭に紹介したフィアットの例のほうが、効率が良くなる気もしなくもない。