フェルナンド・トーレスがJリーグやってくる? サガン鳥栖と大筋合意と報道

元スペイン代表のストライカーが日本で観られる!
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フェルナンド・トーレス
Power Sport Images via Getty Images

日本のサッカー界に、また新たなスターが加わる見通しとなった。

先月にスペイン代表のMFイニエスタがヴィッセル神戸に加入してファンを驚かせたばかりだが、次は元スペイン代表のフェルナンド・トーレスだ。

スポーツ報知などが報じた。

スポニチによると、トーレスはJ1サガン鳥栖への加入に大筋で合意したという。複数年の契約とみられ、推定年棒は7億5000万〜8億円という。

トーレスは、今シーズン限りでアトレティコ・マドリードを退団。その後の去就をめぐって、中国の大連一方やアメリカMLSのシカゴ・ファイアも獲得に乗り出していた。

トーレス獲得に動いていた鳥栖が交渉を有利に進めていたが、金銭面などが折り合いが合わず、一時難航していたという。

スポニチは、チームの関係者が「あとは細部の詰めを残すだけ。ほぼ問題ないと思う」と語ったと伝えている。

サガン鳥栖は6月29日、ハフポスト日本版の取材に対して、「交渉に動いていたのは事実ですが、現時点でお知らせできることはありません。正式に決まり次第お知らせします」と話している。

フェルナンド・トーレス、どんな選手?

トーレスはスペイン出身のフォワードで、2001年に母国A.マドリードでデビューすると、ストライカーとしての才能を発揮した。2007年にはイングランド・プレミアリーグの名門リヴァプールに移籍し、24点をあげる活躍を見せた。

2008年にはチェルシー、14年にはイタリア・A.Cミランへと名門チームを渡り歩き、15年シーズンには古巣A.マドリードに復帰した。

スペイン代表としては、110試合に出場し38得点を獲得。ワールドカップ2010年南アフリカ大会や、2008年と2012年欧州選手権(Euro)の優勝メンバーに名を連ねた。2008年のユーロでは値千金の決勝ゴールを決めた。実力もさることながら、甘いマスクでも知られ、ファンを魅了した。

トーレスのJリーグ入りをめぐっては、Jリーグが"フライング"した経緯があった。公式サイトで5月30日、「トーレスが完全移籍で鳥栖に加入」と先走って掲載してしまったのだ。投稿はすぐに削除され、Jリーグ側が「見込みで準備していた」と釈明したが、ファンの間ではトーレスの加入に期待が高まっていた。