アメリカ・ニュージャージー州で、連邦地裁のエスター・サラス判事の家族が銃撃された。アメリカの複数のメディアが報じた。
息子が亡くなり夫は重体だ、とノースブルンズウィックのマック・ウォマック市長がABCに語っている。自宅の別の場所にいたサラス判事は無事だという。
容疑者はまだ逮捕されていないが、捜査官は宅配業者フェデックスのドライバーを装っていた可能性があるという。
事件を捜索しているFBIによると、容疑者は1名だ。FBIは「州や地元の捜査官と協力しながら捜査を進めており、新たな情報がわかり次第伝える」と声明で述べた。
サラス判事はニュージャージー州初のヒスパニック系女性の連邦判事で、ニューアーク連邦地方裁判所の判事を9年務めている。夫のマーク・アンデル氏は刑事事件の弁護士だ。
連邦裁判所判事の保護は連邦保安局が担当しているが、判事が特定の脅迫などを受けていない場合、24時間の警護は行われない。
連邦保安局ニューアーク事務所は、銃撃事件について調査中であり「連邦保安局は、連邦判事の保護について責任があり、その責任を重大だと捉えている」と声明を発表した。
ウォマック市長はサラス判事について「判事として彼女は時折脅迫を受けることはありましたが、最近は脅迫はなかったと皆が言っています」と話す。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。