アメリカの民間宇宙企業・スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)が開発した「ファルコン9R(F9R:Falcon 9 Reusable)」は、これまで使い捨てにされてきたロケットたちとは違い、機体を再利用することによって、低コストでの打ち上げを実現する新しいロケットだ。
このロケットの、1000メートル到達テストの様子が6月19日、動画で公開された。打ち上げの瞬間から着陸までの様子を、ロケットから見た映像と、地上から見た映像で紹介している。
ファルコン9Rの下部には着地用の「脚」が付いており、着陸態勢に入ると開く仕組みになっている。ロケットの噴射によって、ゆっくり着地することで、機体を傷つけずに帰還させることが可能となる。今後は、同社のニューメキシコ州の施設で、さらに高度まで飛ばす実験が行われる予定だ。
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