(出典:NewsWhip)
PCからスマホへ、検索からソーシャルへという流れは進むなかで、既存メディアよりも新興メディアの存在感が増しています。
海外メディアのフェイスブックにおけるいいね!やシェア、コメントのデータをみると、ハフィントンポストとバズフィードが2強となっている状況です。
6月には、ハフィントンポストが約26000本の記事を配信し、2830万いいね!、948万シェア、884万コメント、バズフィードは、約4000記事とハフィントンポストに比べると少ないものの、1751万いいね!、714万シェア、764万コメントという数字を記録しています。
新興メディアでは、「海外バイラルメディア・トッププレイヤー解説」という記事で触れた政治系メディア「Independent Journal Review」や若者3人が立ち上げ、月間4000万訪問数&年間売上40万ドル超えたウェブメディア「Elite Daily」も入っています。
顔ぶれはいつもとほとんど変わっていないのですが、「PlayBuzz」というクイズサイトが新しくランキングに入っています。米国ではなく、イスラエル発のバイラルメディアです。
以前、バズフィードの上位10記事中9つをクイズコンテンツが占めるということを紹介しましたが、PlayBuzzはまさにそのクイズコンテンツを強みにしています。リスト記事もあるものの、月間のコンテンツ数(6月のデータ)はたった89本。
1日あたり3本ほどではありますが、160万以上のいいね!、200万以上のシェアやコメントを獲得するほどの規模です。フェイスブックでの影響力では、ヤフーやワシントンポスト、タイム、BBCなどを上回っています。
「海外における新興ウェブメディアの隆盛 〜12のメディアから見えてくるもの〜」という記事を書いてから半年、さまざまなバックグラウンドを持った新興メディアが生まれていますので、別の機会に紹介します。
(2014年7月12日「メディアの輪郭」より転載)