「恋愛がどうなるか」はFacebookでわかる?

Facebookはバレンタインデーを記念して、恋愛に関する奇妙な調査結果を発表した。

Facebookはバレンタインデーを記念して、恋愛に関する奇妙な調査結果を発表した。

Facebookのデータ科学者であるボグダン・ステート氏が、2008年から2011年におけるアメリカのFacebookユーザーたちの恋愛関係を分析した新しい調査結果を発表したのだ。

それによると、恋愛関係が続くかどうかを予測する上で最も重要な指標は、そのカップルが付き合っている期間の長さだという。

「Facebook上で公開されている恋愛関係が3ヵ月間続いた場合、そのおよそ半分は、4年後も続いている可能性が高い」とステート氏は結論している。これはもっともな話だ。時が経つにつれて、不安定で軽い恋愛関係は終わりを迎え、安定した強い恋愛関係が残る割合は高くなるだろう。

以下のグラフは、「3ヵ月以上続いていたカップルが、今後どのくらい続くかの可能性」を48カ月後(4年後)まで予測したものだ。

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さらにこの調査では、「別れのパターン」についても調べている。それによると、恋愛関係が終わる割合は、「夏」が他の季節より高いという。これはおそらく、米国の学校で年度が切り替わる時期であることが原因だろう。例えば、大学を卒業して大学院に入学するため、今の恋人と別れるというわけだ。

さらに、2011年には、別れるカップルの数が急増したという。これについてステート氏は、「米国経済の回復が原因なのだろうか」と述べているが、その説はあまり納得できないものだ。

なお、今回の調査が主に対象としたのは、3ヵ月以上関係が続いた23歳以上のカップルであり、交際ステータスを「既婚」にしている人は含まれていない。また、この調査では、3ヵ月未満で別れたカップルは対象にしておらず、「Facebook上で公開」されていないカップルももちろん対象外であるため、「束の間の関係を楽しんでいるカップル」や「関係が公開されていないカップル」は含まれないことになる。

Facebookがカップルの関係を予測するのは、実は同社の創設者から受け継がれたものだ。2011年に出版されたデビッド・カークパトリック氏の『フェイスブック 若き天才の野望』によれば、Facebookの創設者であるマーク・ザッカーバーグ氏は、空き時間にFacebook上の「友人関係とコミュニケーションのパターンを調べていたところ」、「その人が今から1週間後に誰と恋愛関係になるかを、およそ33%の確率で予測できる」ことを発見したという。

ザッカーバーグ氏はこの分析のために、「数ある指標の中から、誰がどのプロフィールを見ていたか、その人の友人が誰と友人だったか、そして最近独身になった人は誰なのか」について調べた、とされている。

[Alexis Kleinman(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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