観光と運動を同時にしたいときには、ひとつの方法しかない。とても長い階段を登ることだ。
以下、世界の「すごい階段」トップ7を選んでみた。想像上の靴ひもを結んで、想像の世界で登ってみてほしい。
7.チャンド・バオリの階段井戸(インド)
インド、ジャイプール近郊の村にある「チャンド・バオリの階段井戸」は、貯水池としてだけでなく、人々が集まる場所や避暑地としても利用されている。このような古くからのコミュニティ機能を持った階段井戸は、それ自体が幾何学的な芸術にもなっている。
チャンド・バオリの階段井戸は、9世紀に建造され、階段の総数は3500、階数は13階で、その深さは約30メートルに達する。
6.天国への階段(米国ハワイ州)
「天国への階段(Stairway to Heaven)」や「ハイク階段」と呼ばれるこの階段を登ることは法的に禁じられているが、入り口の監視員はさほど厳しくなく、常時いるわけでもないようだ。
もともとは1942年にアンテナを設置するために作られたはしごのような階段だったが、1950年代に金属の階段が設置。段数は3922段。
5.歩くジェットコースター(ドイツ)
この金属製の不思議な建物は、ジェットコースターからヒントを受けたインスタレーション作品、「タイガー・アンド・タートル」だ。
4. アンコール・ワット(カンボジア)
古代寺院アンコール・ワットの上部へと続く階段は非常に急であるため、手を使ってよじ登る観光客もいる。
3.天門山(中国)
2.サン・フアン・デ・ガステルガチェ教会(スペイン、バスク地方)
無事に到着したら、教会の鐘を3度鳴らすのが良いと言い伝えられている。
1.ビューラン山(ベルギー)
1400年代、悪名高きブルゴーニュ公、シャルル1世が、ベルギー東部にあるリエージュを統治していた頃、愛国者たちは王を倒そうとこの丘を登ったと言われている。計画は失敗に終わったが、少なくとも登り切ることには成功したようだ。(頂上部の城砦跡に向かう374段の石段があり、15世紀の貴族、バンサン=ド=ビューランを記念して1875年に造られたとされている。)
「階段を登る子犬たちの動画」
[Suzy Strutner(English) 日本語版:兵藤説子/ガリレオ]