俳優の別所哲也と、EXILE HIROがコラボした短編映画プロジェクト「シネマファイターズ」が、制作した6本のショートフィルムの完成披露発表会を6月1日、東京・渋谷で開催した。
「シネマファイターズ」は、数々のメジャーアーティストの楽曲を手がけてきた作詞家の小竹正人の世界観を、ショートフィルムで具現化するという企画。5月にフランス・カンヌ国際映画祭に監督作の『光』が出品され話題になった河瀬直美監督をはじめとする6名の監督が参加した。
完成披露発表会には別所哲也、EXILE HIRO、監督らに加え、山田孝之、倍賞美津子、桜庭ななみら出演者も登壇した。また、EXILE HIROが率いるLDHグループから、このプロジェクトに参加したEXILE AKIRA、岩田剛典(三代目J Soul Brothers)、Ami(Dream)も登場し、会場を大きく沸かせた。
河瀬直美監督の『パラレルワールド』に出演した石井杏奈は、山田孝之との共演について、「山田さんとはこの作品の撮影初日に初めてお会いしたのですが、役柄上(2人とも高校生という設定なので)、タメ口で喋らなきゃいけなくてずっと心臓ばくばくでした」とはにかんだ。
それに対して山田は、「いや、そんなこと言ったら僕なんて(撮影当時)33歳のおじさんが制服着てるんですからね。どっきりなのかなと思ってました。今日この場所に立って、ああどっきりじゃなかったんだってやっとわかりました」と真顔で受け答えし、会場を大きな笑いに包んだ。
完成披露発表会の最後には、河瀬直美監督が「私、まだしゃべりたいことがあります」と挙手でマイクを求め、「こんな素敵なプロジェクトを企画したHIROさんはおいくつですか?」とHIROに問いかけるシーンがあった。
発表会のこの日、実はEXILE HIROは48歳の誕生日を迎えていた。河瀬の問いかけに対しHIROは「僕は48です。今日で…」と控えめに答えると、出演者と会場からハッピーバースデーの合唱が起こった。
最後に挨拶をした別所哲也は、ショートフィルムに対する熱い気持ちを語り、「映画は長さじゃない」「これをきっかけに映画を愛するきっかけになってほしい」と集まった観客に力強い言葉を残し、完成披露発表会を締めくくった。
ショートフィルム6作を収録した『シネマファイターズ』は、今秋の劇場公開が決まっているという。
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