いつもゴロゴロしているなあ、と感じているみなさん。起きて身体を動かしましょう!
なぜかって? 最新の研究によれば、40代の時にアクティブな生活を送っていると、更に年齢を重ねてから認知能力の低下リスクを減らすことができる。
「適度な運動(ウォーキングより少し活発な程度)をした人は、平均して25年後により高い認知力がありました。以前に行った動物を使った実験でも、身体を動かすと脳の中にある成長因子が増え、シナプスの可塑性(刺激などによって変化すること)が増えるとわかっています」と、研究を行った、フィンランド・ユヴァスキュラ大学のウルホ・クヤラ教授は述べた。
この研究には、長い年月がかけられた。研究者たちは1975年と1981年に、40代の双子3050人に「どれくらい運動しているか」を答えてもらった。そして25年後、電話調査で彼らの認知能力を調べた。
その結果、40代の頃にアクティブな生活を送っていた参加者は、運動をしない参加者に比べて高い記憶力と思考力があることがわかった。認知症の危険因子となる、肥満や糖尿病、高血圧といった要素をのぞいても、この関係は残ることが確認された。
運動は、認知力以外にも良い効果があるとわかっている。2015年5月に学術誌に掲載された研究では、1日に30分間運動をする高齢の男性は、しない男性に比べて平均5年長生きしていた。また、中年の時に身体を鍛えると心不全のリスクが減ることを示した研究もある。
ちょっと身体を動かしたい気持ちになってきました?
※ この研究は、医学誌「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載されました。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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