フランスのミネラルウォーター「エビアン」の公式Twitterのユーモラスな投稿が世界から称賛を集めている。
■同性カップルに見えるラベルが騒動に
エビアンはグラフィックデザイナーのティファニー・クーパーさんとのコラボで、パリの名所と人々を描いた12種類のラベルのボトルを2018年からフランス国内で発売している。そのラベルの一つには、バスティーユ広場を男性2人が手をつないで歩いているものがあった。
このデザインが同性カップルに見えるとして「伝統的な家族観を破壊している」と一部のネットユーザーが批判していたが、現地紙ウエスト・フランスの取材に対してエビアンを製造販売するダノン社は「エビアンの目的は誰の宣伝をすることでもありません。エビアンはすべての人を尊重し、バリアフリー社会を代表する開かれたブランドです」と答えていた。
■アスキーアートで反論
こうした動きの中11月29日に、パリに住むネットユーザーが、このエビアンのラベル「過剰なプロパガンダ」として批判した上で、ゴミ箱に捨てる動画をTwitterに投稿していた。
それに対してエビアンのフランス国内向けのTwitterアカウントが、やたら体が細長い人物のアスキーアートを投稿。英語で「delete your account(アカウントを消してね)」と書かれていた。
ユーモアを交えた返しに世界中で「ブラボー!エビアンを愛してる」「こういう対応、素敵!」「エビアン飲みたくなった」と称賛の声が上がっている。