EUで男性の育休は最低でも10日間。パパだけに与えられる2ヶ月の有給育休をさらに強化

「企業にとっては採用や離職防止につながり、欧州経済にも利がある」と歓迎しました
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欧州連合(EU)の欧州議会は24日、男性の育休を最低10日間とするワークライフバランスの新ルールに暫定合意したと発表した。

新ルールでは、子どもが生まれた男性は、最低10日間の育休を取得することをEUの最低基準の定める。EUにでは既に両親にそれぞれ2カ月間の有給の育児休暇が認められる制度があり、既存の制度をさらに強化したかたちだ。

今後、欧州議会と理事会での正式な承認を待つ。 

欧州委員会は「21世紀ふさわしい新しいワークライフバランスのルールにより、働く女性と男性が、育児や介護の責任を平等に分担できるようになるだろう」声明を発表。「企業にとっては実力のある女性と男性の採用や離職防止につながり、欧州経済にも利がある。男女の雇用格差を埋めることにもつながるはずだ」と歓迎している。