がけ崩れと土石流の前兆、見つけたらすぐに避難

土砂災害には、がけ崩れ、土石流、地すべりの大きく3種類あります。

2018/07/04 17:18 ウェザーニュース

大雨になると危険性が高まる土砂災害。土砂災害には、がけ崩れ、土石流、地すべりの大きく3種類あります。

今回は前兆がわかる、がけ崩れと土石流について説明します。

がけ崩れとは、地中に大量の水分を含み、土の層から急激に斜面が流れ落ちることを言います。

がけから割れ目、ひび割れが入るということはすでに土の層に隙間ができ、土砂崩れが起きる手前になります。

また、山の木と木がこすれ合うことで異様な匂いが漂います。

土石流とは山の土砂や木、川底の石や土砂が上流で溜まり、大雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。

そのため川に流木が混ざったり、濁ることがサインになります。また川の水位が急に下がるということは、上流で川の水がせき止められていることになります。

昼間に、土砂災害があったら、明るいうちに、すぐにその場を離れ、親戚や知人の家に避難しましょう。

夜になると周囲が暗く、大雨の中では水路と道路との区別がつかず、流される危険性があります。電話などで消防や自治体に助けを求めることも一つの方法です。

土砂災害の前兆を見たり、小規模でも崩れた箇所を見つけたら、周りの人に連絡し、安全な場所に避難しましょう。