イギリス議会下院は2月10日、自動車に子供を乗せているときは、タバコを吸うことが禁じられる法案を可決した。イングランドで18歳以下の子供が同乗している場合が対象で、違反者には50ポンド(約9100円)の罰金が課せられる。BBCなどが報じた。
政府による法制化は10月1日の見込み。イングランドは既に制度を導入済みのウェールズに習った形となる。スコットランドでも同様の法律を検討している。
イギリス肺財団によると、毎週43万人以上の子供たちが受動喫煙にさらされているという。同財団のペニー・ウッズ氏は「巨大な勝利だ」と述べた。
一方で、喫煙者のグループの代表は「過剰だ」と反応。政府は人々のプライベートな空間にまで口を出すべきではないとしている。
法案を推進した労働党のルチアナ・バーガー氏はブログメディア「ポリティクス・ホーム」に寄稿した記事の中で「大人は好きな時に吸える。ほとんどの子供は選択権を持たず、また、声もあげられない。これは児童保護の問題であり、大人の選択の自由の問題ではない」と、述べていた。
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