宮内庁は7月29日、皇后さまに、心臓に十分な血液が行き渡らない「心筋虚血」が疑われる症状があると発表した。6月末ごろから胸の痛みを訴えており、7月24日の心電図検査で今回の症状が判明した。皇后さまは、8月9日に東大病院を訪れ、冠動脈の精密検査を受ける。NHKニュースなどが報じた。
産経ニュースによると、皇后さまは当初は週に数回程度だった胸の痛みが徐々に増え、1日に何度か症状が出るようになったため、24日に24時間、心電図の検査を行ったところ異常が見つかったという。
今後は、精密検査では心臓に3本ある冠動脈を、CT検査で確認する。
宮内庁は、今のところ、皇后さまの公務は予定通りとしており、テニスのような激しい運動や、炎天下での長い行事など心拍数を増すような行動は控えるとして、検査の結果をふまえて、今後の治療方針を検討するという。
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