皇后さま「心筋虚血」の疑い 8月に精密検査へ

宮内庁は7月29日、皇后さまに、心臓に十分な血液が行き渡らない「心筋虚血」が疑われる症状があると発表した。6月末ごろから胸の痛みを訴えており、7月24日の心電図検査で今回の症状が判明した。
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Japanese Emperor Akihito (L) and Empress Michiko (R) attend the traditional horsemanship viewing, ancient Japanese polo and pennants streaming, at the Imperial Palace in Tokyo on May 30, 2015. The viewing is held in commemoration of the 80th birthday, 'sanju' of the Emperor and Empress. AFP PHOTO / KAZUHIRO NOGI (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)
KAZUHIRO NOGI via Getty Images

宮内庁は7月29日、皇后さまに、心臓に十分な血液が行き渡らない「心筋虚血」が疑われる症状があると発表した。6月末ごろから胸の痛みを訴えており、7月24日の心電図検査で今回の症状が判明した。皇后さまは、8月9日に東大病院を訪れ、冠動脈の精密検査を受ける。NHKニュースなどが報じた。

産経ニュースによると、皇后さまは当初は週に数回程度だった胸の痛みが徐々に増え、1日に何度か症状が出るようになったため、24日に24時間、心電図の検査を行ったところ異常が見つかったという。

心筋虚血」とは、動脈硬化などによって心臓の周りにある冠動脈の血液の流れが悪くなるなどして、心臓の筋肉に血液が不足する病気で、心筋梗塞につながるおそれもある

今後は、精密検査では心臓に3本ある冠動脈を、CT検査で確認する。

宮内庁は、今のところ、皇后さまの公務は予定通りとしており、テニスのような激しい運動や、炎天下での長い行事など心拍数を増すような行動は控えるとして、検査の結果をふまえて、今後の治療方針を検討するという。

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