ロボットは友だちだ。少なくとも羽田空港ではそうだ。
上の写真にある小さなロボットたちを見つけたら、ぜひ近づいていって目的の場所までの道を尋ねてみると良いだろう。
日立製作所のEMIEW3が、東京にある主要国際空港にて第一段階の実証実験を行なっているところなのだ。実験は第2旅客ターミナルで行われ、旅行者に対して英語および日本語でのガイドを行う。
EMIEW3は、日立製ヒューマノイドロボットの第3世代となるものだ。まさに今回実験を行うようなサービスを提供することを目的として開発されている。第一段階のテストではEMIEW3は、専用のカウンター内にて質問を受け付ける。9月2日、および6日と7日にテストされる予定となっている。
日本語と英語の双方の質問に応じ、言葉を使って案内をする。さらにカウンター脇に設置された、施設内マップなどを表示する情報ディスプレイとも連動して詳細の情報を提供するようになっている。
この第一段階テストでは、ロボットの役割は、質問入力プロセッサーといった感じだ。質問を受けて応答しつつ、詳細情報をモニター画面で表示するようになっているのだ。テストが9月8日から9月14日に予定されている第二段階となると、活躍の場所をカウンター外に広げる予定だ。
カウンターの外で質問を受け、必要に応じて利用者をディスプレイの位置まで案内して、情報を提供するようになる。
そして、12月に予定される第三段階では、EMIEW3自身が目的地の場所を問うてきた利用者を、目的地まで案内することを予定している。
EMIEW3はヒューマノイドではあるが、もちろん人間ではない。何に見えるかといえば、未来からやってきた自動応答ロボット猫といった感じだろうか。個人的には、ぜひとも話しかけてみたいと思わせられる存在だ。
ちょっと羽田までのチケットを予約してきてみようか、などと考えてしまっているのだ。
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(翻訳:Maeda, H)
(2016年9月3日 TechCrunch日本版「日本の羽田空港には道案内をしてくれる(かわいい)ロボットがいるぞ!」より転載)
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