イーロン・マスクのロケットで宇宙葬。遺灰を積んだ人工衛星の打ち上げに成功

月面供養プランは2020年の打ち上げを予定しています。
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ロケット打ち上げのイメージ
Orlando Sentinel via Getty Images

アメリカの企業「エリジウムスペース」は12月4日、「宇宙葬」に成功したと発表した。

宇宙葬は、故人の遺灰の一部をロケットで宇宙へ打ち上げる、散骨の一種。

CNNによると、この打ち上げで使用されたロケットは起業家のイーロン・マスクさんが立ち上げたスペースXのもので、約100人分が乗せられた。

エリジウムスペースによると、今回の宇宙葬は、人工衛星により数日〜数年の期間をかけて地球を周回するプラン。

遺族や友人は専用アプリを使うことで、人工衛星の現在地などをリアルタイムで表示することができる。

人工衛星は最終的に地球の大気圏に再突入し、流れ星となるため、宇宙ゴミにもならないという。

人工衛星による宇宙葬の費用は30万円で、月着陸船の内部に搭載して月面に送る、120万円の月面供養プランもある。

人工衛星プランの次回の打上げは現在のところ未定だが、順次受付を再開する予定。

月面供養プランは2020年の打ち上げを予定しており、予約を受け付けている。

同社は2015年に人工衛星プランを実施した時には、計画した軌道に到達できていなかった。