エジプト軍は2月16日早朝、過激派組織ダーイシュ(イスラム国)とみられるグループがエジプト人21人を殺害した動画を公開したことを受けて、リビア国内のダーイシュの拠点を空爆したと発表した。BBCが報じた。
ダーイシュのグループは15日、リビアで拘束したエジプト人のコプト教徒(キリスト教の一派)21人を殺害する動画を公開していた。
BBCによると、夜明けに行われた空爆はエジプトとの国境沿いにあるダーイシュのキャンプや訓練場、武器保管庫などが標的となった。
リビアの政府高官は、エジプトはリビアとの共同作戦で、ダーイシュが掌握しているリビア東部の都市デルナを攻撃したと述べた。
NBCニュースによると、エジプト軍の外国への攻撃は、1990年の湾岸戦争以来初めてとなる。
エジプト軍の総合司令官は今回の空爆を「流血の事態に対する復讐と、殺人集団への報復のため」という声明を発表した。
また、総合司令官は「あらゆるところにいる(ダーイシュの)人間たちに、エジプト人は自分たちの同胞を守る盾があることを分からせる」とFacobookに投稿した。動画ではエジプト軍基地から戦闘機が離陸する様子が映し出されている。
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