国内ジーンズメーカー最大手、株式会社エドウインとグループ会社16社が11月26日、事業再生ADRの手続きの利用を申請した。東京商工リサーチが報じた。
国内ジーンズ最大手、「EDWIN」ブランドで有名な(株)エドウイン(TSR企業コード:290779600、荒川区東日暮里3-27-6、設立昭和44年9月、資本金5600万円、常見修二社長)と、グループ会社28社のうち金融債務のある16社の計17社は11月26日、事業再生実務者協会に対し事業再生ADR手続きの利用を申請した。
(「(株)エドウイン | 倒産速報 | 最新記事 | 東京商工リサーチ」より 2013/11/27)
1947年に繊維メーカーとして創業した常見米八商店が、1969年にエドウインを設立。日本のジーンズメーカーとして「SOMETHING」や「LEE」といったブランドのほか、アメリカの俳優、ブラッド・ピットをCMに起用した「EDWIN 503」などで話題を呼んだが、近年はファストファッションの台頭や、東日本大震災の影響で業績不振が続いていたという。
東京商工リサーチは、2012年の巨額な損失隠しや経営再建について、以下のように報じている。
24年8月、グループの経理責任者が急死し、その原因が証券投資の失敗などによる200億円の損失隠しにあることが報じられた。その損失発生に関連して、不適切な会計処理が行われていた可能性があるとして第三者委員会が設置され、これに伴い、グループ全体の動向が注目されていた。
その後、取引銀行による10数回にわたるバンクミーティングを開き経営再建策を模索していたが、取引銀行の間でも意向の足並みがそろわず、再建計画の策定がなかなか進んでいなかった。(東京商工リサーチ「(株)エドウイン | 倒産速報 | 最新記事 |」より 2013/11/27)
なお、倒産が報じられるとエドウィンのウェブサイトにはアクセスが集中し、27日16時の時点で「503 service Temporarily Unavailable」と表示されていた。
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※初出時の見出しを「エドウインが倒産 国内ジーンズ最大手」と表記しておりましたが、「エドウインが経営破綻 国内ジーンズ最大手」に改めました。(2013/10/27 19:39)
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