エボラ出血熱の死者1900人超える 国連「630億円の対策費必要」

世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は3日、エボラ出血熱の死者が1900人を超えたと発表した。先週の1500人強から急増したことになる。
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Reuters

[ワシントン/コナクリ/ダカール 3日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は3日、エボラ出血熱の死者が1900人を超えたと発表した。先週の1500人強から急増したことになる。

チャン事務局長はワシントンで行った会見で、ギニア、シエラレオネ、リベリアで、感染が確認、または感染の可能性が高い人は3500人に上ると明らかにした。

国連でエボラ熱対策を担当するナバロ調整官は、感染封じ込めのため、西アフリカ諸国に物資を供給するには少なくとも6億ドル(約630億円)が必要だとの考えを示した。WHOは先週、感染拡大阻止には推計4億9000万ドルが必要だとしていた。

一方、ギニアのエボラ熱対策チームは、首都コナクリの南東約750キロのKerouaneで、新たに9件の感染が見つかったと発表。Kerouaneではこれまで感染は確認されていなかったという。

米疾病予防管理センター(CDC)のトーマス・ケニオン氏は、エボラ熱の感染拡大が「手に追えない状況になりつつある」と警告。エボラ熱を抑制できている地域はどこにもないと述べた。

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