[15日 ロイター] - 米テキサス州保健局は15日、米国内で初めてエボラ出血熱と診断された患者の治療に当たった医療関係者1人が、エボラ出血熱の検査で陽性反応を示したことを明らかにした。
この医療関係者は14日に発熱を訴えた後、直ちに隔離された。保健当局は、この医療関係者と接触のあった人々の経過を観察するとしている。
この医療関係者は、今月8日に死亡したエボラ熱患者トーマス・エリック・ダンカンさんの治療に当たっていた。
米国では、ダンカンさんの治療に当たった看護婦が、国内で初めてエボラ出血熱に感染しており、感染が確認されれば2人目となる。
またこの医療関係者は、症状を訴える前日の13日、オハイオ州クリーブランド発ダラス・フォートワース行きのフロンティア航空便に搭乗していた。機内では症状は出ていなかったという。
米疾病対策センター(CDC)とフロンティア航空は、同乗していた132人全員に連絡を取っていると説明している。
米テキサス州ダラスのマイク・ローリングズ市長は会見で、陽性反応が出たこの医療関係者は1人暮らしで、ペットは飼っていなかったと明らかにした。
CDCは声明で、暫定検査結果の確認を行っているとした。
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