欧州連合(EU)の各国外相は、西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱への対策をめぐり、軍投入に向けEU内で調整を図ることを協議する。
EU当局者と外交筋によると、救助活動のため各国が派遣する軍事要員の連携や現地での病院建設などで協力する可能性がある。
英国とフランスは物資や資金以外にも人道支援や軍の投入を表明している。両国がEUとどの程度連携していくかは不明で、加盟国の間から反対の声が上がる可能性もあるという。
16日には保健担当相会合が開かれ、空港での検査体制の強化などを協議する予定。20日には外相会談が開催されるが、エボラ熱の対策は主要議題になる見通し。[ルクセンブルク 13日 ロイター]