【エボラ出血熱】オーストラリアがビザ発給停止 西アフリカからの渡航者に入国制限

オーストラリア政府はエボラ出血熱の感染が広がるシエラレオネ、ギニア、リベリアなど、西アフリカからの渡航者に対する査証(ビザ)の発給を停止した。エボラウイルスの流入を防ぐことが目的で、先進国でこうした措置を取るのは同国が初めて。
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Cambodian minister of Interior Sar Kheng (R) toasts champagne with Australian Minister of Immigration Scott Morrison (L) during a signing ceremony at the Ministry of Interior in Phnom Penh on September 26, 2014. Australia plans to start sending asylum-seekers to Cambodia by the end of the year and will pay the Southeast Asian nation Aus $40 million (USD35 million) to accept them, the government said on September 26. AFP PHOTO / TANG CHHIN SOTHY (Photo credit should read TANG CHHIN SOTHY/AFP/Getty Images)
TANG CHHIN SOTHY via Getty Images

[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア政府はエボラ出血熱の感染が広がるシエラレオネ、ギニア、リベリアなど、西アフリカからの渡航者に対する査証(ビザ)の発給を停止した。エボラウイルスの流入を防ぐことが目的で、先進国でこうした措置を取るのは同国が初めて。

スコット・モリソン移民・国境警備相は27日、議会で「移民プログラムに基づく西アフリカからの渡航者の入国を厳重に管理する」と述べた。

「これらの措置にはエボラ熱が流行している国などを対象とする移民プログラムの一時的停止が含まれる。これはエボラ熱感染国からの(ビザ)申請は処理しないことを意味する」と説明した。

非永住者や一時入国者へのビザはキャンセルされ、西アフリカから帰国する永住権保有者は21日間の隔離期間が義務付けられるとしている。

オーストラリアではエボラ熱感染者は確認されていない。入国制限は政治的な動機に基づいているとして専門家からは批判が出ている。

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