台風19号、宇宙から見たらわかる、その最強っぷり(画像)

国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士が、台風19号の壮大な姿を写真に収めた。ツィッターに「ここからいくつも台風を見てきたが、これほどのものはなかった」と書かれている。
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Reid Wiseman / NASA via Twitter

何かの大きさを正しく理解するには、2、3歩後ろに下がって眺めたほうがいい場合がある。「今年最強」とされるスーパー台風「ヴォンフォン」(台風19号)の場合、その「2、3歩」とは、上空320キロメートルほどを意味する。

国際宇宙ステーションに滞在中のレイド・ワイズマン宇宙飛行士は、この台風の壮大な姿を写真に収め、アメリカ時間10月9日夜にツィッターに投稿した。ツイートには、「ここからいくつも台風を見てきたが、これほどのものはなかった」と書かれている。

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全体のスケールを把握してもらうために申し添えれば、この台風の「目」(写真右上の丸い穴)の直径は約40キロメートルだ。

雲の渦は美しく見えるかもしれないが、だまされてはいけない。勢力がピークにあったとき、この台風の最大風速は時速330キロ以上、外洋での波の高さが15メートル以上に達していたのだ。

気象予報サイト「ウェザー・チャンネル」によると、その後、勢力は若干弱まっており、この週末前半に日本の南西部に上陸する見通しだという(気象庁によるリアルタイム台風情報はこちら)。

なお、ヴォンフォン(Vongfong)とは、マカオの言葉で「スズメバチ」を意味する。日本ほか14カ国等が加盟する政府間組織は、2000年から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風に、加盟国になじみの深い名前を順番に付けている

文末のスライドショーでは、これまでアメリカに大きな被害を与えたハリケーン10個を紹介している。

[Ryan Grenoble(English)日本語版:水書健司/ガリレオ]

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