45カ国から提出された710点の応募作品から選ばれた、2013年度「Earth and Sky Photo Contest(地球と空の写真コンテスト)」の入賞作が、5月中旬に発表された。
コンテストを主催する国際プロジェクト「The World at Night(TWAN)」は、「Astronomers Without Borders(国境なき天文学者たち)」の協力により運営されている。
地球と空をテーマとし、1年以内に撮影された作品というのが応募条件で、大胆な編集は禁止されている。コンテストは、「Beauty of the Night Sky(美しい星空)」と「Against the Lights(光に抗して)」の2部門に分かれている。
最優秀作品賞と「美しい星空」部門の1位に選ばれたのは、フランスの写真家ステファン・ベッターが、アイスランドのオーロラと天の川を撮影したパノラマ写真『Sky above Godafoss(ゴーザフォス滝の空)』だ。また、オーストリアの写真家アンドレアス・マックス・ボックルが、月明かりに照らされたザルツブルグを近くの山頂から撮影した『Under the Hood(フードの下で)』は、「光に抗して」部門で1位に選ばれた。
今回で4年目になるこのコンテストの目的は、「自然の中で人を感動させるものとして、星空がどんなに大切で繊細であるか、また光害がどんなに深刻化しているか」を表現する高品質の写真を発掘することだ、とTWANは声明で述べている。
冒頭の動画では、印象的な作品のいくつかを紹介している。また、以下のギャラリーでは、各部門の優秀作品を紹介している。
[Sara Gates(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ]