マレーシア航空機の搭乗を直前キャンセル、2度命拾いしたオランダ人男性

あるオランダ人男性が、2度も命拾いをしたと伝えられている。7月17日にウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空MH17便と、今年3月8日にインド洋上空で消息を絶ち行方不明となったMH370便の両便に搭乗する予定だったが、両方とも直前に予定を変更したのだ。

あるオランダ人男性が、2度も命拾いをしたと伝えられている。7月17日にウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空MH17便と、今年3月8日にインド洋上空で消息を絶ち行方不明となったMH370便の両便に搭乗する予定だったが、両方とも直前に予定を変更したのだ。

Open Image Modal

29歳のサイクリスト、マールテン・デ・ヨンゲ氏は今回、MH17便に搭乗する予定だった。しかし、ずっと安い航空券を見つけたので、搭乗直前に予定を変更した

デ・ヨンゲ氏は7月17日、自分のTwitterアカウントで、MH17便に起こった事態を伝える記事のリンクを貼り、こうツイートしている。「今日、あの便に乗っていたら、今頃は…」

驚くほどの偶然だが、デ・ヨンゲ氏は、今年3月8日にインド洋上空で消息を絶ち行方不明となったマレーシア航空MH370便にも搭乗するところだった。

台湾で開催される自転車レースに出場するため同便を予約していたが、直前に、北京を経由しないルートに変更したのだ。

デ・ヨンゲ氏はオランダのテレビ局「RTV Oost」の取材に対し、空港で、搭乗を待つMH370便の乗客と言葉を交わしたことを明かしている。

「本当に、あと少しであの便に乗るところでした」と彼は語っている。「まったく信じられません。犠牲になった乗客の方々やご遺族の方は本当にお気の毒だと思います。でも、自分が犠牲にならず心からホッとしています」

文末の動画は、あと少しでMH17便に乗るところだった別の女性のインタビューを紹介している。また、スライドショーでは、MH17便で犠牲になった人たちを画像で紹介している。

[(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています