観客が手拍子を打つ。演奏家が踊りだす。みんなで一緒に「マンボ!」
かつて、こんなに楽しそうなオーケストラがあっただろうか。
33歳にして、ベルリン・フィルやウィーン・フィルをはじめ、世界中の超一流オーケストラを指揮する若き天才指揮者グスターボ・ドゥダメル。100年にひとりの天才といわれている。
1981年に南米ベネズエラで生まれたドゥダメルは、母国で「エル・システマ」という音楽教育を受けた。1975年にはじまった「エル・システマ」は、貧困層の子供たちから希望者を募り、無料で楽器を与えて、音楽教育を広く開放した。当時のことを、ドゥダメルは「音楽が私を救ってくれました」などと語っている。
「音楽は私を救ってくれました。これは確かです。
私の周りにも犯罪や麻薬がはびこっていました。
音楽がそうしたことから、私を遠ざけてくれたんです」(ほぼ日刊イトイ新聞「 ぼくは見ておこう」より 2009/01/01)
ドゥダメルは、南米らしいダイナミックかつ情熱的な指揮で、全世界を魅了している。
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