朝、コーヒーを飲む習慣が組み込まれているなら、おそらく今後も続けたほうがいいだろう。研究によれば、それは素晴らしいニュースだという。
学術誌「Circulation」で11月に発表されたコーヒーに関する最新の研究によれば、1日3〜5杯のコーヒーは、長生きするのに役立つことが明らかになった。「コーヒーのために生きている」という人々もいるが、実際にその通りなのかもしれない。
ハーバード大学のT.H.チャン公衆衛生大学院の研究グループは、カフェイン入り、またはカフェイン抜きのコーヒーを飲む人々は、どちらも心疾患、パーキンソン病などの神経疾患、2型糖尿病、自殺による死亡リスクが低くなると結論づけた。研究グループが分析したのは、女性16万7944人と男性4万557人の食習慣を4年ごとに評価するという、3つの大規模な継続調査によって得られた健康データだ。現在、この調査によって30年分のデータが集まっているという。
この調査は、データに基づいたものだ。つまりコーヒーを飲む参加者はより良い健康状態だったが、それがコーヒーのおかげだと直ちに証明されるわけではない。とはいえ、研究グループは、コーヒーが健康に役立つ証拠を見つけた。
「コーヒーに含まれる生物活性化合物は、インスリン耐性と系統的炎症のリスクを軽減させます」と、本研究の論文執筆者である栄養学博士課程のミン・ディンは声明で語った。「これにより私たちの研究結果の一部が説明されるかもしれません。ですが、このような影響を生み出すメカニズムを調べるにはさらに研究が必要です」
この大規模な調査により、コーヒーは健康によいことが示された。コーヒーは抗酸化物質が豊富に含まれており、香りだけでストレス解消に効果があることが分かっている。これまでの研究で、コーヒーを飲む習慣は、パーキンソン病とうつ病の症状を緩和させたり、女性の皮膚がんリスクを低減させたりする効果があるほか、アルツハイマー病の症状の進行を遅らせる効果があるとされていた。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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