「ドラクエ」ロゴ無断使用でリアルマネートレード(RMT)業者を逮捕 全国初

ドラゴンクエストのタイトルに酷似したロゴを無断で使用したとして、栃木県警は商標法違反の疑いで、RMT業者「アットベンチャー」社長の佐藤高弘容疑者を逮捕した。
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人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」のタイトルに酷似したロゴを無断で使用したとして、栃木県警は2月19日、商標法違反の疑いで、リアルマネートレード(RMT)業者「アットベンチャー」(東京都足立区)社長の佐藤高弘容疑者(41)を逮捕した。男は「間違いない」と容疑を認めているという。

RMTとは、ゲーム内で使われる仮想通貨やゲームアカウント、アイテム等を現金で取引する行為。同法違反の容疑でRMT業者が検挙されるのは全国初だという。産経ニュースなどが報じた。

県警によると、同サイトでは人気ゲームのタイトルロゴを他にも数点使用。仮想通貨の販売やバナー広告で3千万円以上の収入を得ており、県警は利用者から信用を得ようとしてタイトルロゴを使ったとみて、詳しい経緯を調べる。

 

ドラクエロゴを無断使用 足立区の会社役員を逮捕 栃木県警 - 産経ニュースより 2015/02/19 20:51)

スクウェア・エニックスの広報担当者はハフポスト日本版に対し、2014年6月に県警生活安全部生活安全環課のサイバー犯罪対策室から商標法違反の疑いがあるのではないかと連絡を受けて事態を認識したと話した。アットベンチャーが運営するウェブサイトには「サイバー犯罪、許しません!!」と書かれたバナー画像を使って、警察庁のサイバー犯罪対策ページへのリンクも張られていた。

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アットベンチャーが運営していたサイト

RMTは、ゲーム外でのユーザー間トラブルが生じたり、ゲームの通常の運営を妨げられたりするなどの問題が発生する可能性があり問題視されている。スクエニなど大手ソーシャルゲーム運営会社はRMTを禁止しているが、RMTを直接取り締まる法律の整備が遅れている状態で、問題視されていた。

内田・鮫島法律事務所のホームページによると、RMTの行為は著作者人格権(同一性保持権)を侵害するものとの判断される場合もあるという。

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